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表−1 本研究室により分離された高水圧に適応した深海微生物の一覧表

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図−1 分離された深海微生物を含む系統樹。16Sリボゾーム遺伝子の塩基配列を基に、近隣結合法にて作成した。高水圧下に適応した微生物は、プロテオバクテリアガンマサブグループに属する微生物群と極めて近縁関係にあった2)

かとなった(図−2)4)。加圧応答オペロンと命名された、この塩基配列は、これまで本研究室で分離されたすべての好圧性細菌、及び一部の耐圧性細菌の遺伝子の中に作存することが示され、本オペロンの働きが、微生物の好圧性にとって、極めて重要であることが示唆された2、3)。現在のところ、本加圧応答オペロンの圧力適応に付する生理学的な役割は、今後の研究に待たねばならないが、いずれにしても好圧細菌にとって、遺伝子発現の圧力応答は、その生育のために極めて重要な役制を担っていることが示唆される。

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図−2 好圧性細菌D6705株よりクローン化された、加圧応答オペロンの制限酵素切断地図(上図)及びプライマー伸長法による同オペロンの転写と圧力との関係(下図)。下図の矢印は転写開始点を示し、数字は圧力(MPa)のレベルを示す4)

 

 

 

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